その1:世界の森林がへっている

世界の森林面積(めんせき)は、約4,060万km2あり、およその広さで北海道の土地全体(約8万km2)の507こぶんにあたり、たいへん広大です。

しかし、世界の森林は急げきにへっており、2010年から2020年までの10年間では、北海道10個分ほどの森林がなくなってしまいました。

イラスト:森林のばっさい,焼きはらい

とくにアフリカ、南アメリカ、東南アジアの3地域(ちいき)では、森林がはげしくへっています。

アフリカでは、農地を広げるために、森林のばっさいや焼きはらいが進んでいます。
一方、南アメリカや東南アジアでは、農地を広げることのほかに、木材の生産や焼畑(やきはた)農業のために、森林のいきすぎたばっさいや焼きはらいが行われています。
ここ10年ほどは、森林を守ったり木を植えたりして、森林がへるスピードは少し遅くなっています。
                               参考:世界森林資源評価2020 Key findings (仮訳)