天然林では、人がなえ木を植えて育てることは、あまりしません。
ふつうは、まわりの樹木(じゅもく)から運ばれたり、こぼれ落ちたりした種から芽(め)が出て、自然に育って大きくなるのを待ちます。
ササや雑草(ざっそう)が多いために芽が出にくい場所では、ササをはぎとったり、草の根をほりおこして地面が見えるようにすることがあります。
生長のよい樹木や形の整った樹木は、芽が出てから数十~数百年後に伐(き)りたおし、たてものや家具などのざいりょう(木ざい)にします。
また、生長や形が悪かったり、傷(きず)がある樹木は、大きくなる前に伐りたおし、紙のげんりょうや、燃料(ねんりょう)として使います。
樹木を伐りたおしたあとは、地面にふたたび芽が出て育っていくのを待ちます。