表彰(令和4年度)
2023年3月
- 第31回日本木材学会地域学術振興賞
- 受賞者
- 森 満範(森林研究本部 林産試験場 利用部長)
- 受賞対象
- 木材保存および土木利用に関する研究・技術開発と普及による地域への貢献が評価されました。
- 受賞者
- 第24回日本木材学会技術賞
- 受賞者
- 宮崎 淳子(森林研究本部 林産試験場 技術部 生産技術G 主査),石原 亘(森林研究本部 林産試験場 技術部 生産技術G 研究職員),大橋 義徳(森林研究本部 林産試験場 技術部 生産技術G 研究主幹)
- 受賞対象
- 北海道産針葉樹を用いた直交集成板の接着技術に関する研究が受賞対象となりました。
- 受賞者
- 第16回日本木材学会論文賞 《木材学会誌》論文賞
- 受賞者
- 川合 慶拓(森林研究本部 林産試験場 性能部 保存G 研究職員),高梨 隆也(森林研究本部 林産試験場 技術部 生産技術G 研究主任),澤田 圭(北海道大学),佐々木 義久(北海道大学),佐々木 貴信(北海道大学)
- 受賞対象
- 木材学会誌68巻4号に掲載された「面外曲げをうけるカラマツCLTのせん断強度の評価」に対して授与されました。
- 受賞者
- 第73回日本木材学会大会優秀ポスター賞
- 受賞者
- 須賀 雅人(森林研究本部 林産試験場 技術部 製品開発G 研究職員),朝倉 靖弘(森林研究本部 林産試験場 技術部 製品開発G 研究主幹),近藤 佳秀(森林研究本部 林産試験場 技術部 製品開発G 主任主査),秋津 裕志(森林研究本部 林産試験場 性能部 構造・環境G 専門研究員)
- 受賞対象
- 「接着剤の影響を考慮した吸湿過程にあるCLTの2次元水分拡散シミュレーション」が優秀なものと評価されました。
- 受賞者
- NIKKEI炭素アワード2022 研究部門奨励賞
- 受賞者
- 林業試験場・林産試験場
- 共同受賞者
- 住友林業株式会社(茨城県)
- 受賞対象
- 研究チームは、ゲノム情報(全遺伝情報)の詳細な解析により、新品種開発にかかる時間の短縮技術の開発に取り組み、40年を超えたクリーンラーチの試験林を対象にゲノムと材質のビッグデータを解析することで、苗木段階において将来材強度が高くなると予測される個体を選ぶことのできる“ゲノム診断技術”を構築しました。この技術により10%近く材強度の改良が見込めると試算され、脱炭素社会の実現と付加価値の高い持続的な森林経営が期待されることから顕彰されました。
- 受賞者
2023年2月
- 全国食品関係試験研究場所長会 令和4年度優良研究・指導業績表彰
- 受賞者
- 中野 敦博(産業技術環境研究本部 食品加工研究センター 食品開発部 食品開発グループ 主幹)
- 受賞対象
- 北海道の馬鈴薯「スノーマーチ」を原料とした半調理品(チルドポテト)の開発と製品化に製造企業と連携して取り組み、北海道産の新たな馬鈴薯品種の普及や地域経済の発展に大きく貢献したことから顕彰されました。
- 受賞者
2023年1月
- 第31回(2022年度)日本木材学会 地域学術振興賞
- 受賞者
- 森 満範(森林研究本部 林産試験場 利用部 部長)
- 受賞対象
- 木材保存分野および木材の土木利用分野に於いて先駆的な活動や技術開発、道外学協会との積極的な連携、およびこれら研究成果の公表、地域への普及活動に関する長年の功績が認められ、顕彰されました。
- 受賞者
- 全国林業試験研究機関協議会 第1回研究支援功労者表彰
- 受賞者
- 藤本 恵二(森林研究本部 企画調整部 主査(研究支援))
- 受賞対象
- 長年にわたる研究支援業務への従事をとおした試験研究への貢献により顕彰されました。
- 受賞者
- 全国林業試験研究機関協議会 第35回研究功績者表彰
- 受賞者
- 平間 昭光(森林研究本部 林産試験場 性能部長)
- 受賞対象
- 地域における森林・林業及び木材産業に関する試験・研究並びに技術の普及・発展に、長年にわたり多大な貢献をした功績により顕彰されました。
- 受賞者
2022年12月
- 2022年度日本土壌肥料学会北海道支部優秀賞
- 受賞者
- 八木 哲生(農業研究本部 中央農業試験場 農業環境部 環境保全グループ)
- 受賞対象
- 岩見沢市の水田転換畑地域における高精度土壌図の作成に向けた検討地形情報を用いた機械学習による精度向上の可能性
- 受賞者
- 2022年度日本土壌肥料学会北海道支部優秀賞
- 受賞者
- 櫻井 道彦・石倉 究(農業研究本部 十勝農業試験場 研究部 生産技術グループ)・ 木村 智之(同、農業システムグループ)
- 受賞対象
- 衛星画像を用いた秋まきコムギの止葉期窒素吸収量の推定と異なる土壌での比較
- 受賞者
- 令和4年北農賞(主催者 公益財団法人 北農会)
- 受賞者
- 髙濱 雅幹・古山 真一(農業研究本部 上川農業試験場 研究部 生産技術グループ)・藤倉 潤治・古林 直太(道南農業試験場 研究部 生産技術グループ)・岡元 英樹(酪農試験場天北支場 地域技術グループ)・大久保 進一(花・野菜技術センター 研究部 花き野菜グループ)・堤 拓哉(建築研究本部 企画調整部 企画課)・立松 宏一(建築研究本部 北方建築総合研究所 建築研究部 環境システムグループ)・地子 立・月館 司・下ノ薗 慧(以上、退職者)
- 受賞対象
- 【報文】「無加温パイプハウスを利用した北海道における野菜の周年栽培技術の開発」
- 賞の概要
- 本賞は、優れた品種や農業技術を開発した研究者を顕彰するものです。
- 受賞者
- 令和4年北農賞(主催者 公益財団法人 北農会)
- 受賞者
- 足利 和紀(農業研究本部 北見農業試験場 研究部 馬鈴しょ牧草グループ)・田中 常喜(酪農試験場 草地研究部 飼料生産技術グループ)・鳥越 昌隆(酪農試験場天北支場 地域技術グループ)・藤井 弘毅(畜産試験場 畜産研究部 飼料生産技術グループ)・𠮷澤 晃・下小路 英男・古谷 政道・佐藤 公一・玉置 宏之・中住 晴彦・川村公一(以上、退職者)
- 受賞対象
- 【品種】「チモシー(なつさかり、なつちから、なつぴりか)の育成」
- 賞の概要
- 本賞は、優れた品種や農業技術を開発した研究者を顕彰するものです。
- 受賞者
2022年11月
- 全国林業試験研究機関協議会 第1回研究支援功労者表彰
- 受賞者
- 藤本 恵二(森林研究本部 企画調整部 企画グループ)
- 受賞対象
- 研究支援業務をとおした試験研究への長年にわたる貢献が顕彰されました。
- 受賞者
- 第28回日本土壌肥料学会技術賞
- 受賞者
- 中辻 敏朗(法人本部 研究戦略部長)
- 受賞対象
- 「農耕地の生産環境評価のための手法開発とその活用」
- 賞の概要
- 牧草の乾物生産および畑の土壌浸透水量を予測するモデルの開発と、簡易な経験式や既往モデルを用いた作物生産への温暖化影響予測を通じて、こうした手法の開発と活用が農耕地の生産環境改善や気候変動に適応するための技術開発、さらには行政施策の策定等に有効なことを示し、この成果によって顕彰されました。
- 受賞者
- 第12回日本土壌肥料学会技術奨励賞
- 受賞者
- 八木 哲生(農業研究本部 中央農業試験場 農業環境部 環境保全グループ)
- 受賞対象
- 「北海道における飼料用トウモロコシの省資源・環境保全的施肥法に関する研究」
- 賞の概要
- 北海道内で栽培面積が拡大する飼料用トウモロコシについて土壌診断に基づく施肥法を、また酪農場から産出されるふん尿の活用について環境に配慮した施用方法を提案しており、生産性を維持しながら肥料節減および環境保全を実現することが期待され、顕彰されました。
- 受賞者
- 農業農村工学会北海道支部第21回支部賞
- 受賞者
- 塚本 康貴(中央農業試験場 農業環境部 環境保全グループ)・唐 星児(上川農業試験場 研究部 生産技術グループ)
- 受賞演題
- 「転換畑での「集中管理孔」を利用したダイズと秋まきコムギへの地下灌漑」
- 賞の概要
- 暗渠清掃用施設である「集中管理孔」を、転換畑で栽培されるダイズと秋まきコムギに地下灌漑として利用した際の効果について、生育量及び子実重が増加することを明らかにした。
- 栽培期間中の土壌水分変動と降水量の関係を解析し、降雨状況による地下灌漑の要否の判断方法や実施手法について、農家が灌漑適期を判断するための簡便な手法を提案した。
- 以上の研究成果について顕彰されました。
- 受賞者
- ウッドデザイン賞2022 ソーシャルデザイン部門奨励賞(審査委員長賞)
- 受賞者
- 林業試験場・林産試験場
- 共同受賞者
- 住友林業株式会社(茨城県)
- 賞の概要
- 研究チームは、ゲノム情報(全遺伝情報)の詳細な解析により、新品種開発にかかる時間の短縮技術の開発に取り組んでいます。40年を超えたクリーンラーチの試験林を対象にゲノムと材質のビッグデータを解析することで、苗木段階において将来材強度が高くなると予測される個体を選ぶことのできる“ゲノム診断技術”を構築しました。この技術により10%近く材強度の改良が見込めると試算され、将来の活用が期待されることから顕彰されました。
- 受賞者
- 第78回北海道家畜人工授精技術研修大会 優秀賞
- 受賞演題
- ホルスタイン種泌乳牛における子宮内膜厚と受精卵移植後の受胎率の関係
- 受賞者
- 窪 友瑛(農業研究本部 酪農試験場 酪農研究部 乳牛グループ)
- 共同受賞者
- (株)Clover Genetics 友貞 直・高橋 孝嘉・丹羽 永昌
- 賞の概要
- 研究チームは、泌乳牛に対して受精卵移植をする前に超音波検査を実施し、測定した子宮内厚さと受胎率の関係を解析しました。その結果、受胎率が高い牛は、1)移植時の子宮内膜厚が薄いこと、2)発情時からの移植時の子宮内膜厚の差が大きいこと等を明らかにしました。超音波検査による子宮内膜厚測定は、今後、受精卵移植牛の選定指標として活用されることが期待され、顕彰されました。
- 受賞演題
2022年10月
- 第41回温泉関係功労者表彰
- 受賞者
- 高橋 徹哉(産業技術環境研究本部 エネルギー・環境・地質研究所 専門研究主幹 )
- 賞の概要
- 環境省は、温泉の保護・適正利用に関する学術研究・研究開発に顕著な功績があった者を表彰しています。高橋専門研究主幹は、当所の前身の旧道立地下資源調査所時代から道内各地の温泉開発に関わり、近年は道内の温泉施設の温泉・熱の適正利用の推進、温泉付随ガスの災害防止等に貢献してきたことから顕彰されました。
- 受賞者
2022年9月
- 日本湿地学会第一回論文賞
- 受賞論文
- 稲富佳洋・日野貴文・島村崇志・長 雄一・宇野裕之・吉田剛司(2018)『釧路湿原国立公園の異なる植生タイプにおけるニホンジカの採食の影響評価』 湿地研究 8 :17-32
- 受賞者
- 稲富 佳洋・日野 貴文・島村 崇志・長 雄一(産業技術環境研究本部 エネルギー・環境・地質研究所 自然環境部 生物多様性保全グループ)ほか
- 賞の概要
- 当該論文は、釧路湿原の様々なタイプの植生で行ったエゾシカの採食の影響調査に基づき、指標植物を用いた簡便なシカの影響評価手法を提案したものです。釧路湿原では、捕獲の効果を定量的に評価するために、環境省によってこの手法を用いたモニタリングが行われており、湿原の保全に役立っています。また、この手法は様々な湿原のシカの影響把握に活用されることが期待されることから顕彰されたものです。
- 受賞論文
2022年7月
- 令和4年度全国環境研協議会北海道・東北支部長表彰
- 受賞者
- 玉田 克巳(産業技術環境研究本部 エネルギー・環境・地質研究所 自然環境部 生物多様性保全グループ 主任主査)
- 賞の概要
- 玉田主任主査は北海道の野生動物の保護管理に関する調査研究に従事し、特に鳥類の専門家として、最近では草原性鳥類の調査研究、農村に生息するアオサギの水田利用に関する研究で高い評価を受けています。また、エゾシカ管理に係る調査研究や野生生物分布データベース構築にも従事するなど長年の功績の他、幅広く研究成果の普及啓発にも力を注いでいることなど、これまでの功績が顕彰されました。
- 受賞者
2022年6月
- 一般財団法人エンジニアリング協会 エンジニアリング奨励特別賞
- 受賞者
- 大橋 義徳(森林研究本部 林産試験場 技術部 生産技術グループ 研究主幹)、石原 亘(同 研究職員)
- 共同受賞者
- 竹中工務店 福原武史・掛悟史・井戸硲勇樹・横並努・大崎太郎・平翔・長谷川圭一
- 芝浦工業大学 石川裕次
- 北海学園大学 植松武是
- 賞の概要
- 「CLT(木質材)エストンブロックによる耐震壁」は、従来のコンクリートブロックよりも非常に軽量で施⼯効率が良く、⼯事期間の短縮が期待できるとともに在来⼯法では難しかった建物を稼働させながらの耐震補強を実現しています。さらに、⽊材の加⼯の容易さや意匠的なテクスチャーを活かすことで耐震補強と木材利用の促進が期待され、本技術の先駆性と有用性が先駆的技術分野での功績として顕彰されました。
- 受賞者
- 2021年度 第22回 日本きのこ学会技術賞
- 受賞者
- 原田 陽(森林研究本部 林産試験場 利用部微生物グループ 研究主幹)
- 賞の概要
- 新たな地域資源である早生樹ヤナギ類の菌床栽培への活用と、きのこの高いGABA生産能に着目した食品素材製造の技術開発において得られた成果について、論文発表、知的財産権の権利化と活用に努めながら、成果の実用化を着実に進めた功績が表彰されました。
- 受賞者
2022年5月
- 第19回小田豊四郎賞
- 受賞者
- 上川農業試験場水稲グループ
- 賞の概要
- 道産米新品種の開発と栽培への尽力、ならびに北海道農業、地域の発展への貢献が高く評価され、北海道の食および食文化の発展に寄与した団体として、顕彰されました。詳しくはこちらをご覧ください。
- 受賞者