技術支援センター 畑沢 賢一
製品技術部 飯田 憲一
■支援の背景製品技術部 飯田 憲一
段ボール製造業を取り巻く環境は、顧客のニーズの多様化により変化しており、多品種・小ロット生産の要求などが生産のコストアップの要因となっています。㈱片桐紙器では、1~2枚から1万枚を超える多品種の製品を製造しており、その工程も複雑で1階と2階に分かれた工場を移動しながら製品を作っているため多くのムダがありました。そこで、生産性向上のために改善を行いたいとの相談があり、技術支援を行いました。
■支援の要点
1.作業観察や移動時間調査などによる現状把握
2.工程の流れ化を意識したレイアウトの検討
3.支援機器の開発(端材運搬用台車など)

レイアウト検討の様子 端材運搬用台車
■支援の成果
1.作業観察や移動時間調査などの工程分析結果から問題点を明らかにすることができました。
2.1階と2階に分かれていた装置のレイアウトを見直すことにより、作業エリアを1階に集約することができました。
3.レイアウトの変更と端材運搬用台車やコンベヤー付きハンドリフターなどの支援機器開発により、製品のリードタイムが半分になりました。
㈱片桐紙器 旭川市工業団地2条2丁目2番地6号 Tel.166-36-4585