■支援の背景
　当該企業では、田畑に肥料を蒔く施肥作業のより一層の高度化と簡易化を目指し、GPS（現在位置を測定するためのシステム）を 活用したトラクター車両の行程ナビゲーションと、トラクターの車速に連動して最適な施肥量を自動的にコントロールすることが できる、高精度高速施肥機システムを開発しました。
　今回、これを商品化するにあたり、GPSによるナビゲーションの設定や、目的に応じて施肥量のコントロールなどの各種操作を 行うインターフェース部分についてデザイン開発支援を行いました。

■支援の要点
１．ユーザの利用シーン観察とインタビューによる課題の抽出、改善
２．分かりやすく、操作しやすいインターフェースの在り方検討
３．インターフェースのグラフィックデザインのまとめ方

■支援の成果
１．インターフェース試作機を用いてユーザの利用状況観察や使用感に関するインタビュー調査を実施したことで、
　　試作機の改善方向を具体的に把握することができました。
２．インターフェースのケース形状やスイッチ類など、仕様上の制約条件を踏まえつつ、より分かりやすく操作
　　しやすいインターフェースデザインを実現できました。
３．2011年4月発売です。