材料技術部 橋本 祐二
■支援の背景ガラスとタイルを焼成して組み合わせること(複合化)は、それぞれの物性、特に熱膨張率が異なることから非常に 困難であるとされてきました。
今回、北海道で唯一手描きによる装飾タイル(アズレージョ)を制作している札幌市内の工房「セラミカ ノルテ」から、 ガラスと組み合わせた装飾タイルの試作・製品開発に関する技術支援を依頼されました。
色ガラスとタイルそれぞれの素材を厳選し、成形・焼成条件などを詳細に検討することにより、 色彩と量感に特長のある装飾タイルを開発しました。
■支援の要点
1.素材の選定
2.成形条件の検討
3.電気炉による焼成条件の検討
4.製品デザイン・商品展開の検討

装飾タイル 展示会場
1.色彩と量感に特長のある装飾タイル制作に関するノウハウを確立しました。
2.昨年秋、札幌市内での展示会で、大変好評であったことから今後の商品化へ向けての方策・目処がたちました。
セラミカ ノルテ(宮﨑幸子) Tel.090-5955-3066