製品技術部 畑沢 賢一 ・ 飯田 憲一
■支援の背景㈱オビトラでは、人が橋梁外や車道に落ちないように設けられる高欄と呼ばれる手摺りを製造しています。 この高欄は、橋ごとに設計されるため種類が多く、工事が夏から秋に集中するため、繁忙期の納期対策は残業で対応しており、 コストアップの要因となっていました。顧客からは、短納期とコストダウンを求められており、作業方法・生産計画の見直し、 装置レイアウトの検討などを行うことにより生産性向上を図り、コスト低減、納期短縮を実現したいとの相談があり、技術支援を行いました。
■支援の要点
1.作業観察や要素作業時間分析などによる現状把握
2.工程の流れ化を意識したレイアウトの検討
3.現状分析結果を基にした詳細な生産計画の立案
4.工場内の「2S(整理、整頓)」の実施

レイアウト検討の様子 「2S」前後の工場の様子
1.作業観察や要素作業時間分析などの工程分析結果から問題点を明らかにできました。
2.人と物の動きを考慮して装置のレイアウトを見直すことにより、作業時間を大幅に短縮できました。
3.生産計画を見直し、1日単位の生産量を指示することにより、仕掛品が無くなりました。
4.基本に立ち帰り「2S」を実施したことにより、空いたスペースを有効活用できました。
㈱オビトラ 河西郡芽室町東芽室基線16-4 ℡0155-62-1107