製品技術部 飯田 憲一 ・ 畑沢 賢一
■研究の背景
食品加工工場では、中高年齢者の女性パートによるコンベア作業が多く見られます 。このような立位での単純繰返し作業は、中高年齢者にとって大きな負担となっています。 今回太巻き芯(太巻き寿司の具材)の加工を行っている㈱北海千日から、作業者の負担が少なく、 中高年齢者のパフォーマンスを活性化できる職場づくりを行いたいとの相談があり、 人の作業を装置がアシストしながら同期化生産が可能となるマン・マシン協働ラインの構築を行いました。
■研究の要点
1.作業負担調査及び工程分析の実施
2.改善案の検討
3.支援機器(錦糸シートの巻取り機・カット供給機、卵カット移載機、ゲル具材塗布機)及び生産管 理板の開発
4.協働ラインの効果の把握


1.負担が大きい作業への支援機器導入により、作業者の負担が軽減されました。
2.少人化(8人→6人)されるとともに生産性が向上しました。
3.生産管理板の導入により、当日の生産内容、作業手順、出来高がリアルタイムでわかるようになりました。
㈱北海千日 小樽市銭函3丁目524番地12 Tel.0134-62-4170