製品技術部 中島 康博・吉成 哲・桑野 晃希・前田 大輔
■研究の背景
現代人は運動不足になりがちですが、運動する時間がなかなか取ることができません。 そこで、(有)パテントワークスでは一般成人が椅子に座っている時間が長いことに着目し、 不安定な座面の上に座った姿勢で体幹筋やバランス機能を強化する座位バランス機能強化ツールの 開発を行いました。当場ではパテントワークス・函館地域産業振興財団・札幌医科大学と共同で、 ツールに座ったときの姿勢を計測してツールの最適形状について検討し、 ツール着座時の姿勢変化や運動状態を解析しました。
■研究の要点
1.角度計を用いたツール着座時の身体運動解析
2.ツールの最適形状および着座位置の検討
3.ツールと椅子等との間の座位姿勢比較


1.角度計を用いてツール・腰部・胸部の3次元角度を計測しました。
2.様々なツール形状をテストし、身体姿勢に最適なツール形状を設計しました。
3.被験者15名により様々な座面で座位姿勢を比較した結果、ツールは座位姿勢を長時間維持でき、
同時に身体各部が揺動して適度な運動負荷を与えることがわかりました。
㈲パテントワークス 函館市桔梗町416-24 Tel. 0138-34-7892
(財)函館地域産業振興財団
札幌医科大学保健医療学部理学療法学科
(財)函館地域産業振興財団
札幌医科大学保健医療学部理学療法学科