キノコ(菌類)の役わり

生物が生きるために必要な栄養のとり方には、次のような特ちょうがあります。

植物: 太陽エネルギーを使って、光合成(こうごうせい)により二酸化炭素(にさんかたんそ)と水からブドウ糖(とう)などの炭水化物(たんすいかぶつ)をつくり、生きるためのエネルギーとしています。

動物: 植物や動物を食べて、生きるためのエネルギーを得ます。

菌類: 植物や動物を分解(ぶんかい)し、生きるためのエネルギーを得ます。

図のように、植物は生産者、動物は消費者、菌(きん)類は分解者の役わりがあります。

イラスト:菌類が植物や動物を分解して循環するイメージ図

森の中にはかれ木や落ち葉、さらに動物の死骸(しがい)などがあります。
それらを分解しているのがキノコやカビで、“森のそうじ屋さん”と言えます。

キノコにはこのような大切な役わりがあるのです。

さて、キノコは森の中ではかれ木や地面に生えています。

それでは、どうやってキノコを栽培(さいばい)しているのでしょうか?
胞子(ほうし:キノコの「種(たね)」にあたるもの)をかれ木にまいているのでしょうか。