野菜や花は、種を畑にまいて水や肥料(ひりょう)をあげると大きく育ちます。
しかし、キノコの場合、胞子(ほうし:キノコの種)をそのままかれ木にまいてもうまく育ちません。
それは、自然の中にたくさんある、ほかのカビとの競争に負けてしまうからなのです。
日本では、お米は2千年以上前の弥生(やよい)時代には計画的に栽培されていましたが,キノコの栽培技術が開発されたのは、1940年代より後のことです。
いまの栽培方法は、原木(げんぼく)栽培、菌床(きんしょう)栽培(おがくず栽培)そして堆肥(たいひ)栽培の三つに分けられます。
皮のついた丸太(原木)に種となる菌(種駒(たねこま))をうめこんでキノコをつくる方法です。
日本のシイタケ栽培が代表的です。
おがくずに栄養となる材料をまぜ、それをつめたビンやふくろでキノコをつくる方法です。
多くのキノコはこの方法で栽培されています。
わらに化学肥料(ひりょう)やけいふんなどをまぜて発酵(はっこう)させた堆肥の上に、種菌をまいてキノコをつくる方法です。
マッシュルーム栽培が代表的です。
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