キノコの品種改良(ひんしゅかいりょう)

キノコの品種改良は、主に「交雑育種法(こうざついくしゅほう)」という方法で行われています。

交雑育種法とは、良い性質をもつ二つの親から、両方の良い性質を持つ新しい子(品種)を選びだす方法で、きのこ以外でもいろいろな品種改良に使われています。

たとえば、北海道の代表的なお米である「ゆめぴりか」や「ほしのゆめ」も交雑育種法で開発されました。

新しい品種を開発するためには、何年もかかります。

図:品種改良の例(大きくて数が少ない親と小さくて数が多い親から、大きくて数が多い種類を開発する)

図:小さくて数が少ない子ができてしまう場合もある



双方の悪いところが出てくる場合もあります。
良いところを持ってきた「子」をえらんで、さらに掛け合わせるなどして、新しい品種をつくっていくのです。