農業研究本部

インゲンマメ新品種「舞てぼう」の育成

中川浩輔,堀内優貴,佐藤博一,長澤秀高,奥山昌隆,佐藤仁,萩原誠司,山口直矢,齋藤優介

道総研農試集報.110,19-29 (2026)
 

 子実用インゲンマメ品種「舞てぼう」は,地方独立行政法人北海道立総合研究機構十勝農業試験場によって育成された手亡品種である。本品種は,手亡育成系統「十系A401号」を母,「十系A428 号」を父とした人工交配の雑種後代から選抜された。2023 年に北海道の優良品種に認定され,2023 年8 月に品種登録出願公表された。「雪手亡」と比較して,本品種は耐倒伏性に優れ,適期収穫に重要な成熟期における葉落ちが良好である。また,成熟期は早く,収量性は同等で屑粒発生はやや少ない。粒形及び粒色は同等で,製あん適性は同等からやや優る評価が多く,あんの煮えむらを引き起こす未吸水粒の発生が少ない。本品種を「雪手亡」に置き換えて普及することで,北海道産手亡類の生産安定に寄与することが期待される。


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