チモシー新品種「ゆめみるひ」の育成
飯田憲司,足利和紀, 藤井弘毅,田中常喜,高畠聡史,佐藤公一,岩渕慶,安達美江子,竹村紘,竹田芳彦,奥村正敏,白川結美子
道総研農試集報.110,31-45 (2026)
チモシー「ゆめみるひ」は,2009 年から2014 年までは北海道立総合研究機構北見農業試験場の単独研究において,2015 年から2023 年にかけてはホクレン農業協同組合連合会との共同研究において育成された。2021 年から3 年間「北見36 号」の系統名で各種の検定試験に供試し,2024 年に北海道優良品種に認定された。現在「ゆめみるひ」の品種名で種苗法に基づく品種登録を申請中である(出願公表済み)。本品種は15 母系29 栄養系を構成親とする母系選抜法によって育成された。本品種の最も重要な特性は,同じ早晩性(早生)の品種「なつちから」と比べ混播適性および栄養価に優れることである。耐倒伏性は
「なつちから」と同程度からやや劣るものの,これら以外の特性は「なつちから」と同程度である。適応地域は道内一円で,年間2-3 回の採草利用を主体とし,草地の安定生産および自給粗飼料の高品質化,畜産経営の低コスト化への貢献が期待される。
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