農業研究本部

グリーンアスパラガスの育苗法改善による早期成園化

土肥 紘、滋賀 義彦

北海道立農試集報.79,93-97 (2000)

 グリーンアスパラガスの早期多収・早期成園化を目的とし、新たな育苗および定植の方法について検討した。育苗法法は鉢利用育苗とし、紙筒、セル成型鉢およびポリ鉢を用い、定植方法はマルチフイルムを敷設した本畑に直接定植した。このことにより播種2年後(3年目)における規格内若茎収量は仮植苗1年養成後掘り上げ定植する慣行栽培法では10kg/a弱であったのに対して、この栽培法で45~49kg/aと道内の成園における平均的な収量をも大きく上回る多収が得られ、早期多収・早期成園化効果が認められた。


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