農業研究本部

空知南部地区における水田の土壌型について
美唄市・岩見沢市・栗沢町及び長沼町管内

中山 利彦、小林 荘司、南 松雄

北海道立農試集報.1,39-42 (1957)

 以上は著者等が空知南部地区において、土壌型調査を行なってとりまとめたものであるが、分類の結果は4種の土壌型と14種の土壌種となった。土壌型の差こそあれ、一般に排水不良で窒素の潜在地力の大きい地帯といえるであろう。  本報告は水田土壌にたいする土壌型調査の北海道における初めての試みでもあるので、不備の点も多々あることと考えられるので、数多くの御批判を仰ぎたく期待しており、これによりさらに改善していきたい。  本報告をおわるに当り農林省農業技術研究所山中技官ならびに北海道農業試験場瀬尾技官、調査中種々の御援助を賜った美唄市、岩見沢市、栗沢町、長沼町の各役場農業協同組合、農業改良相談所等の職員各位ならびに御指導を賜わった北海道立農業試験場副場長上田技師、化学部長佐藤技師に深く謝意を表する次第である。


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