大豆における突然変異育種
後藤 寛治
北海道立農試集報.11,1-10 (1963)
突然変異育種の方法を検討し、その可能性を確かめる目的で、大豆の品種「十勝長 葉」と「鶴の子」の気乾種子に、60Coを照射した。 本報では、R1~R5に至る試験経過をのべるが「十勝長葉」では、早生型、大粒型の有望な変異体がえられ、「鶴の子」では、十勝地方で完熟する早生の変異体がえ られた。後者は、千粒重440gに達する大粒の白目種で、蛋白含量も44%を示し、 特に有望と思われるので、実用性と地域性をさらに追究することにした。
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