農業研究本部

牧草サイレージを主体とした乳牛の飼養法確立に関する試験
2 サイレージと乾草の給与比率が乳量乳質に及ぼす影響について

坪松 戒三、藤田 保、坂東 健

北海道立農試集報.13,11-27 (1964)

 牧草サイレージを主体とす飼養法確率上、粗飼料の給与基準を設定するため、乳牛飼養試験でサイレージと乾草の給与比率(100:0、67:33、50:50、33:67風乾重基礎)を決定しようとした。また綿羊の消化試験で飼料評価も行なった。その結果生体 重、乳質成分、脂肪率、長期の健康度に群間差異なく、サイレージ多給群と乾草多給群に産乳量の有意差が認められ、乾草を体重の0.7%以下としサイレージを飽食させ る(7%以上)粗飼料給与法が経済生産上有利なことを認めた。


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