農業研究本部

根釧地方の牧野改良
第5報 採草用牧野のうち特に梱包乾牧草生産牧野について

早川 康夫

北海道立農試集報.14,56-67 (1964)

 最近草地開発計画が急速に進み、家畜の増殖率を一時的に上まわりそうな地区もあ り、余剰の草を梱包乾牧草にして本州に販売しようとする計画があるという。  梱包乾牧草は栽培技術が酪農用乾草とやや異なるのみでなく、販路の確保がまず大 切である。しかるに梱包乾牧草の需要量は現在ほぼ固定して新たな市場開発が難しい 上に、既存業者の生産量だけでも過剰状態にある。草地開発計画の参考をして梱包牧 草生産技術と生産販売の事情を紹介した。


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