農業研究本部

北見地方の麦類に対する窒素施用量増加にともなう反応
第4報 えん麦

長谷部 俊雄

北海道立農試集報.18,59-66 (1968)

 穂数型のえん麦品種「前進」を用いて窒素用量試験が行なわれ、窒素施用量の増加にともなう生育収量ならびに養分吸収におよぼす影響が検討された。  ここにみられた反応の仕方は醸造用大麦品種「春星」の場合と似ており、窒素施用量の増加にともなう子実収量の増加があまり大きくない反面、子実窒素含有率の増加が大きく、両者の関係から推定された窒素の適量は10a当たり6kgであった。


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