農業研究本部

混播牧草の集団構成に関する研究
5 主体イネ科草種を異にした混播草地の草収量と草種構成に及ぼす栽培要因の効果

脇本 隆

北海道立農試集報.26,36-48 (1973)

 チモシーおよびオーチャードグラスのそれぞれ2品種を主体にしてメドウフェスク を共通に組合せた主体イネ科草種(品種)要因4水準、マメ科草種組合せ要因2水準、 イタリアンライグラス組合せ要因2水準および施肥要因2水準をL32(231)直交 表によりわりつけた試験区を設け1~5年次にわたり、草収量と草種構成の推移をみた。 5年次の時点ではオーチャードグラスおよびラジノクローバは優勢となったが、チモ シーやアカクローバは構成の中に見出されず、メドウフェスクの草勢も小となった。 ここに至る経過に及ぼす栽培要因の効果を検討し、草種組合せに関する2~3の知見 を得た。


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