農業研究本部

混播牧草の集団構成に関する研究
6 イネ科草種の組み合わせを異にした混播草地の草収量と草種構成に関する地域間相異

脇本 隆

北海道立農試集報.27,42-53 (1973)

 チモシー、オーチャードグラスおよびメドウフェスクをそれぞれ主体にして、他の 1草種を随伴させた6種類の組合せをつくり、それぞれにアカクローバおよびラジノ クローバを組合たイネ科マメ科草種混播試験区を3場所に設けた。  3年間にわたる草収量と草種構成の推移をみたが、いずれの地域においても3年次にはオーチャードグラスとラジノクロ一バが優勢となった。この過程の中で、構成の中に占めるイネ科草種とマメ科草種のそれぞれの草量について、組合せ×場所の有意な交互作用が見出されることが多かった。


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