農業研究本部

水田転換畑の生産性向上に関する研究
第2報 作物の生育、収量におよぼす地下水位、心土破砕、石灰処理の影響

関口 明、和田 順行、南 松雄、前田 要

北海道立農試集報.29,86-97 (1974)

 米の生産調整に伴う農業情勢の変化に対応するため、水田転換畑への畑作物導入上の技術対策について検討した結果、転換畑の各作物は普通畑に比して3ケ年とも増収を示した。また、転換畑における処理効果はてん菜では水位60cm、心土耕、石灰 飽和度60%条件で、小豆は初年目水位60㎝、2年以降40㎝、石灰飽和度40~ 60%条件で、玉ねぎは水位60㎝、石灰飽和度40%条件で、オーチャードグラス は早ばつ年で水位40㎝、石灰飽和度60%条件で赤クロバーは水位60㎝、心土耕、 石灰飽和度40~60%条件でそれぞれ好結果を得た。


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