農業研究本部

北海道におけるタマネギ軟腐病の発生と気象要因との関係

田中 民夫

北海道立農試集報.50,64-68 (1983)

 1975年から1982年までの空知,網走および十勝管内におけるタマネギ軟腐病の発生変動は,3つの気象要因を説明変数とした重回帰式により,よく説明できる。これらの気象要因は 

1.7月下旬の旬平均降水二(mm/日)X1,
2.6月下旬の旬平均降水量(mm/日)X5,
3.7月上・中旬の日照時数(hrs/10日)X11 

である。これらの気象要因を説明変数とした発度程度Yの重回帰式,すなわち Y=0.69508X1+0.74434X5-0.08524X11+4.47842を得た。重相関係数は0.917(P<0.01)であった。


全文(PDF)