農業研究本部

搾乳自動離脱装置の作動特性

稲野 一郎、竹中 秀行、高橋 圭二、原 令幸

北海道立農試集報.71,69-72 (1996)

 搾乳自動離脱装置の点検システムを開発し、市販自動離脱装置20機種の作動特性を調査した。離脱装置を作動させるときの乳汁流量検知を電気伝導度によって行っている方式では、作動させる時の乳汁流量のばらつきは小さかった。乳量計との兼用方式では、設定値との差が大きくなる機種もあった。光学式などのように乳汁通過間隔で離脱のタイミングを決めている機種では、誤差が大きい傾向があった。容積式流量計を用いた方式では設定値に対する誤差、ばらつきとも15%以下と小さかった。


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