農業研究本部

秋播なたね「アリアナ」の品種特性と「キザキノナタネ」の栽培法

村上 紀夫、沢口 敦史、梶山 努、今 友親、白井 滋久、渡辺 喜芳

北海道立農試集報.74,63-68 (1998)

 「アリアナ」は「キザキノナタネ」に比べ、草丈は高く、成熟期は3~4日遅かった。越冬株率はほぼ同程度で、菌核病罹病株率はやや多かった。子実重および外観品質は並で、オレイン酸およびエルシン酸の含有率は同程度のごく少であっれ「キザキノナタネ」に比べ晩播適性が優れ、密植により子実重はやや増加し、多肥により子実重は増加した。 「キザキノナタネ」の播種適期は9月上句であった。追肥窒素量を多くすると、倒伏および子実重は増加した。追肥窒素量は越冬株率および子実重の反応結果から、2~4kg/10aが良く、基肥窒素量が2kg/1Oaの場合は追肥窒素量12kg/1Oa、同じく4kg/10aの場合は追肥窒素量8kg/10aが適正であった。


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