農業研究本部

ホウレンソウのシュウ酸,硝酸,ビタミンCに及ぼす遮光,気温,かん水,堆肥施用の影響

中本 洋、黒島 学、塩澤 耕二

北海道立農試集報.75,25-30 (1998)

 ホウレンソウの硝酸含量は気温が低いほど少なく、総ビタミンC含量は多くなり、遮光処理により総シュウ酸含量,総ビタミンC含量は少なく,硝酸含量は増える傾向を示した。一方,生育後期のかん水を多くすることにより乾物率は低下し,総シュウ酸含量,総ビタミンC含量は減少した。このとき,窒素施肥量が少ない場合には硝酸含量も減少する傾向がみられた。また,バーク堆肥の施用にともない,連用2年目で総シュウ酸含量,硝酸含量は減少する傾向であった。


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