てんさい直播栽培における狭畦幅(50cm)の増収効果と栽植株数

有田　敬俊、梶山　　努手塚　光明

北海道立農試集報．77，23-26 (1999)

　実際の農家慣行栽培で行われる施肥同時播種方式において,てんさい直播栽培における畦幅60cmに対する畦幅50cmの増収効果と畦幅50cmにおける栽植株数について検討した結果,本試験での播種方式(タバタ式施肥播種機に凸型鎮圧輪を装着し,病害虫防除薬剤を混入した被覆種子を傾斜播種板によって繰り出される播種方式)では,タイヤのスリップ率を考慮して株間調整を行えば,目標に近い栽植株数を得ることができ,根重,糖量の増収効果は6～7%程度であることが明らかとなった。また,畦幅50cm栽培での最適な収穫期の栽植株数の範囲は8,000～10,000株/10aであった。

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