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林産試験場

5-2 ササ触媒添加蒸煮

5-2 ササ触媒添加蒸煮
平成6~7年

クマイザサ桿を触媒添加蒸煮し,その熱水抽出物と熱水抽出残さの酵素糖化率を検討しました。触媒添加蒸煮処理後の酵素糖化により,ササ原料中の多糖類の60 ~ 70 %(対絶乾重量)が可溶性糖として回収されました。この結果,触媒添加蒸煮処理はササ稈の糖類を利用するための優れた前処理方法であることが明らかとなりました。以下に関連する文献を示しました。

触媒添加蒸煮によるササキシランの可溶化
林産試験場報  485号 1997年 9月
著者: 関一人 津田真由美 斎藤直人 青山政和

ササ稈の触媒添加蒸煮物の酵素糖化
林産試験場報  491号 1998年 9月
著者: 津田真由美 関一人 青山政和