■木材のあれこれ

空気を調節 温度や湿度の変化を和らげる機能

ミズナラの木口面の写真「木材のだんめんをけんび鏡で見てみよう。」「わ。あながいっぱい。」

木ざいには、このようにたくさんの穴(あな)が開いていて、多くの空気をふくんでいます。
このように空気をためこんでいるざいりょうは断熱性(だんねんつせい=ねつをつたえにくいせいしつ)にすぐれ、急げきな温度のへんかをおさえるはたらきをします。
また、木ざいは空気中にふくまれる水分のりょう(=湿度(しつど))もちょうせつします。
木ざいは、切られてせいひんとなった後も体の中に水分をたくわえていて、まわりの湿度におうじて水分を取りこんだり、はき出したりします。これはほかのざいりょうにはない性質(せいしつ)です。
湿度が高くなるとカビやダニが発生しやすくなり、逆(ぎゃく)に低いとウィルスなどの活動が活発になります。
木ざいは室内の温度・湿度をちょうせつし、カビなどの発生をおさえてくれるなど、けんこうに生活する手助けをしてくれます。



「人が快適に感じるのは,温度20~25℃,湿度40~70%といわれているよ」