■木材のあれこれ


木材の手ざわり 熱を伝える性質の話





木ざいは金属(きんぞく)やプラスチックなどのざいりょうとくらべると、さわったときに温かく感じます。これは、木ざいが手のねつをうばいにくいためです。
木ざいは、あなが開いていてすき間だらけ。そのため、ほかの材料とくらべて熱を伝えにくいというせいしつがあります。


たとえば、ナベの取っ手。

ナベややかんはねつをつたえやすい金属でできています。だからすぐにあつくなるし、すぐさめます。 木ざいだとなかなかあつくならないため、ナベの取っ手などに使われます。

取っ手が木のナベの写真

たとえば冬の床(ゆか)。

コンクリートの床や金属の手すりは、つめたくてさわりたくない!でも、 木ざいのゆかや手すりはさわってもねつをうばわれないので、冬でもあまりつめたく感じません。


コンクリの床の上でふるえているしんちゃん   木の床の上でくつろいでいるひろみちゃん

木ざいの中でも、軽い木ざいはあたたかく、重い木ざいほどつめたく感じます。これは、重い木ざい、つまり「密(みつ)につまっている木ざい」の方が、中に入っている空気のりょうが少ないので、ねつをつたえやすいためです。