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工業試験場

道総研工業試験場メールマガジン04/05/23Vol/22.2No.179

━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ R4/5/23 Vol.22.2 No.179 ◆━━━━━━━
 ■□■     北工試だより ~道総研工業試験場メールマガジン~    ■□■
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風薫る5月もあっという間に過ぎてしまい、気がつけば6月が目前ですね。
2020年は中止、2021年はオンライン開催となった成果発表会ですが、
今年は3年ぶりにホテルでの開催で、開催準備も加速してきました。


      ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 目次 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
【1】技術移転フォーラム2022『工業試験場 成果発表会』を開催します!
【2】『北海道新技術・新製品開発賞』の募集!

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【1】技術移転フォーラム2022『工業試験場 成果発表会』を開催します!
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現在、事前申込みをお受けしていますが、「情報・機械・生活関連技術・デザイン
開発技術」の分野別発表は、お席が残りわずかとなっております。
「材料関連技術」の分野別発表はお席に若干余裕がございますので、お早めに
お申し込みください。皆様のご来場をお待ちしています!

◆日時:令和4年6月13日(月)12:30~17:50(分野別発表は13:00~17:00)

◆会場:ホテル札幌ガーデンパレス 2F   札幌市中央区北1条西6丁目

▼詳しい内容、お申込みはこちらをご覧ください!
https://www.hro.or.jp/list/industrial/research/iri/news/22/for/2022.pdf

◆ 問い合わせ先:
ものづくり支援センター工業技術支援G TEL(011)747-2346

---------- プログラムの“聞きどころ”ご紹介----------
当日の“聞きどころ”を分野ごとにご紹介します。    

◇◆ 材料関連技術
≪【メイン発表】新素材「プラチナ触媒」による青果物の鮮度保持技術≫
北海道の食産業が抱える課題(農産物の輸出拡大、食品ロスの削減)の解決に
資する技術として、プラチナ触媒によるエチレン分解処理技術があります。
触媒を青果物の貯蔵庫等に置くと、青果物の熟成・腐敗が遅くなり、品質低下を
防げます。本発表では、その社会実装に向けた取組み(素材開発、実証試験、
普及活動)を紹介します。

≪畑から生まれ、畑へ還る生分解性複合材料の開発≫
工業生産されている土壌生分解性樹脂の大半は軟質のため、畑内で分解される
農業資材としてはマルチフィルムのような剛性をあまり必要としない用途での
活用が多いです。そこで本研究では、農産廃棄物由来セルロースナノファイバー
と生分解性樹脂からなる高剛性・高強度かつ土壌下で生分解が可能な複合材料の
開発を行いました。

◇◆ 産業・機械・生活関連技術
≪【メイン発表】食品製造工程の自動化技術の開発≫
食品製造業で多くの人手を必要とする整列などのハンドリング作業の自動化を
目的に、大きさや形状の異なる多様な食品を個別に識別・把持するロボット
ハンドリングシステムを開発しました。また、食品衛生や品質の管理を自動化・
効率化するため、分光イメージング技術とAI技術を組み合わせた食品検査シス
テムを開発しました。

≪AI画像解析による路面の積雪状態の認識技術の研究≫
駐車場などに設置されたロードヒーティングは燃料費の削減が課題となっており、
これを人手で遠隔監視・制御することで燃料費を削減するサービスがあります。
現状は、監視画像から積雪状態を判断する必要があり監視者の負担が大きいです。
本研究では、判断の負担軽減のため、AI画像解析で積雪状態を認識する技術を
開発しました。

◇◆ デザイン開発技術
≪ユーザー中心設計のための試作活用技術
ユーザーに訴求する製品を開発するためには、開発初期段階から試作で企画の
受容性やユーザビリティを検証しながら進めることが重要です。そこで本研究
では、道内製造業の試作活用の状況調査や、ケーススタディを通じて得られた
試作活用に関する知見を整理し、ユーザー中心設計を支援するWEBサイト型
ガイドを作成しました。

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【2】『北海道新技術・新製品開発賞』の募集!
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道では、本道工業等の技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を
図るため、平成10年度より道内の中小企業等が開発した優れた新技術・新製品
に対し「北海道新技術・新製品開発賞」の表彰を行っております。
今年度の本表彰について、次のとおりお知らせしますので、周知及び受賞候
補者の推薦について、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

◆表彰対象
令和2年度(2020年度)以降に開発や商品化された、新規性又は独創性が高い
新技術・新製品(その一部を構成する原材料や部品、中間製品を含みます。)
◆表彰種類
部門:ものづくり部門、食品部門、デザイン部門
賞:大賞1件、優秀賞1件、奨励賞1件  ※各部門ごと
◆応募資格
関係団体(市町村、経済団体、金融機関、中小企業等の支援機関、業種別団体
及び学術機関)からの推薦又は自薦により、期限までに応募書類を提出
◆応募期限:令和4年(2022年)6月30日(木)

▼詳しい内容、お申し込みはこちらをご覧ください。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/ssg/monodukuri/R4shinseihinkaihatsushou.html

【お問い合わせ先】
北海道経済部産業振興局産業振興課ものづくり産業係 高桑
(※「高」は正しくは「はしごたか」)
電話:011-204-5323
E-mail:keizai.sangyousinkou1#pref.hokkaido.lg.jp
※メール送信の際は「#」を「@」に置き換えてください。

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[ 編集・発行 ]
(地独)北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部 
          ものづくり支援センター 技術支援部工業技術支援G
          E-mail:iri-shien@ml.hro.or.jp
メールマガジンホームページ:
http://www.hro.or.jp/list/industrial/research/iri/magazine/

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