千歳沼

Lake Chitose

所在地 (Location) 千歳市 (Chitose City)
成因 (Origin) その他 (others)
湖面標高 (Elevation) 10 m
湖面積 (Surface area) 0.06 km2
最大水深 (Max. depth) 不明 m
容積 (Volume) 144 ×103 m3
集水域面積 (Watershed area) 1.78 km2

沼の西側から南東方向を撮影。沼一帯は美々公園となっている。写真右奥には千歳市の環境センターやスラッジセンターが見える。その手前には現在ラピダスの半導体工場が建設されている。(2023年5月16日撮影)

千歳沼(チトセヌマ)は、千歳市にあって、ウトナイ湖の北10 km程のJR千歳線から石勝線が分かれるあたりに位置している。また、この沼は、ウトナイ湖の流入河川である美々川の源流の沼である。

かつて、現在の千歳市付近は、大きな千歳川が流れていたことから、アイヌ語で「シコツ」(大きな窪地)と呼ばれていた。 その後江戸時代に、「シコツ」 は 「死骨」に通じ縁起が悪いということで、このあたりには鶴がよくくることから、「千歳」に改名したと言われている。

千歳沼は、湖面標高10 m、湖面積0.06 km2の、小さな淡水湖である。

2023年5月の調査では、透明度は全透であり、Chl-a 濃度は2.1 µg/L と低めであった。TNおよびTP濃度は、TNが富栄養レベル、TPが貧〜中栄養レベルであり、リン制限の沼である。

2023年5月の水質の鉛直プロファイルはほぼ均一だった。

水質データ(表層)
調査日 地点 全水深
[m]
透明度
[m]
pH Cl-
[mg/L]
アルカリ度
[meq/L]
DO
[mg/L]
COD
[mg/L]
TOC
[mg/L]
TN
[mg/L]
TP
[mg/L]
Chl-a
[μg/L]
1979-07-21 St-2 2.8 >2.8 7.1 8.7 4.3
1985-09-18 St-2 1.4 >1.4 7.2 8.9 3.5 0.33 0.014 6.1
1991-09-09 St-2 1.8 >1.8 7.1 15.0 0.640 8.7 3.2 1.10 0.005 7.1
2023-05-16 St-2 1.0 >1.0 6.9 9.21 0.778 11.3 2.6 0.74 0.010 2.1
調査地点図
集水域の土地利用
栄養度の推移(表層)
水質鉛直プロファイル