長沼(共和)

Lake Naganuma

所在地 (Location) 共和町 (Kyowa Town)
成因 (Origin) カルデラ湖 (caldera lake)
湖面標高 (Elevation) 780.1 m
湖面積 (Surface area) 0.07 km2
最大水深 (Max. depth) 5.3 m
容積 (Volume) 119 ×103 m3
集水域面積 (Watershed area) 1.08 km2

沼の北側から南方向を撮影。(2023年9月13日撮影)

長沼(ナガヌマ)は、共和町に位置するカルデラ湖で、湖面標高780.1 m、最大水深5.3 m、湖面積0.07 km2の淡水湖である。

集水域は森林で構成されている。流入河川はないが、沼の南部には澪筋があり、降雨時や融雪期には地表流が認められるものと考えられる。流出河川は沼北部の宿内(ソコナイ)川で、共和町の農用地を流下して約13 km北の堀株川に合流する。長沼は、共和町のかんがい用貯水池として利用され、防災重点農業用ため池に指定されている [1]

2023年9月におこなった水質調査では、pHがやや酸性で、アルカリ度は0.004 meq/Lと低かった。CODは7.0 mg/Lとやや高く、TNが中栄養湖レベル、TPは貧栄養湖レベルだった。

2023年9月の水質鉛直プロファイルは水深1 mでわずかに水温が低下したが全層ほぼ均一な状況だった。

水質データ(表層)
調査日 地点 全水深
[m]
透明度
[m]
pH Cl-
[mg/L]
アルカリ度
[meq/L]
DO
[mg/L]
COD
[mg/L]
TOC
[mg/L]
TN
[mg/L]
TP
[mg/L]
Chl-a
[μg/L]
2023-09-13 湖心 3.2 2.0 6.2 2.83 0.004 7.6 7.0 0.37 0.008 1.1
調査地点図
集水域の土地利用
栄養度の推移(表層)
水質鉛直プロファイル

[1] 北海道農政部農村振興局農村整備課.防災重点農業用ため池一覧(令和6年11月28日時点)