オンネ沼（オンネトウ）は、根室市街のすぐ東の友知（トモシリ）湾側に位置し、西側にタンネ沼が隣接している。

オンネ沼は、北側が20 m～30 mの丘陵地で南側は海岸湿地の海跡湖である。

オンネ沼は、湖面標高4 m、最大水深4.0 m、湖面積0.47 km²の浅く小さな淡水湖である。

オンネ沼は、タンネ沼と通じており、流入水は、タンネ沼から入り、流出水は小さな河川を経て、海に注いでいる。

集水域の土地利用は、ほとんどが山林や湿地帯などの自然地である。

オンネ沼の水は、1957年からタンネ沼の水とともに、上水道の水源として利用されている。

透明度は、1979年から2 m前後で推移してきている。湖水の色は、微褐色を呈し、腐植物質の影響を受けていると考えられ、COD濃度を上昇させていると思われる。

TNおよびTP濃度は、中栄養湖の栄養塩濃度レベルであるといえる。