トーサムポロ沼

Lake Tosamuporo

所在地 (Location) 根室市 (Nemuro City)
成因 (Origin) 海跡湖 (lagoon lake)
湖面標高 (Elevation) 1 m
湖面積 (Surface area) 0.25 km2
最大水深 (Max. depth) 2.0 m
容積 (Volume) 250 ×103 m3
集水域面積 (Watershed area) 5.63 km2

トーサムポロ沼は、根室半島東端の北に位置する海跡湖である。

「トーサムポロ」の語源は、「ト・サム(沼・の端)ポロ(大きい)」に由来すると言われている。また、別名「トサップ沼」言う。

トーサムポロ沼は、湖面標高1 m、最大水深2.0 m、湖面積0.25 km2、集水域面積5.63 km2の浅く小さな汽水湖である。

おもな流入河川は、南方からのポンオネモト川とトーサムポロ川であり、流出水は北側の幅500 mの水路を経て根室湾に注いでいる。

集水域の土地利用は、山林や湿地帯などの割合が大きいが、一部は、牛や馬の放牧地として利用されている。

1985年と1986年の塩化物イオン濃度は、13000~17000 mg/Lと高く、多くの海水が流入しているものと考えられた。

TNおよびTP濃度は中栄養湖から富栄養湖の栄養塩濃度レベルであるといえる。

水質データ(表層)
調査日 地点 全水深
[m]
透明度
[m]
pH Cl-
[mg/L]
アルカリ度
[meq/L]
DO
[mg/L]
COD
[mg/L]
TOC
[mg/L]
TN
[mg/L]
TP
[mg/L]
Chl-a
[μg/L]
1979-07-03 St-2 0.4 8.2 7.8 0.50
1985-10-01 St-2 0.8 >0.8 8.3 13500 9.6 3.2
1986-09-17 St-2 1.8 >1.8 8.0 16800 8.9 1.6 0.73 0.043 3.4
1991-08-27 St-2 0.8 >0.8 8.2 1.95 8.7 2.5 1.9 0.95 0.028 4.5
調査地点図
栄養度の推移(表層)
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