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道南農業試験場

Q&A「病害虫」について

No 質問項目 回答要旨
1.  ねぎのアザミウマの防除  指導参考にもとづく基準の「防除法」がよいです。
2.  トマトにつくアブラムシ  モモアカアブラムシのようです。よい薬剤があります。
3.  ほうれんそうの病害  萎凋病のようです。別の作物に換えることを勧めます。
4.  さやえんどうのタネバエ  雨降りに播種したため発生したと思われます。再播するしかないでしょう。
5.  きゅうりのベト病  よい薬剤があります。農協に相談して下さい。
6.  なすの病害虫対策  アブラムシには薬剤散布が効果的です。
半身萎凋病には、病気に強い作目に代えることを勧めます。
7.  くりの実の中にいる虫  シギゾウの被害で防除は困難です。園地清掃・結実期防除に努めて下さい。
8.  アブラムシの発生は窒素養分と関係があるようですが  アブラムシは、餌となる植物があれば、たいていは発生します。そう見えないのは天敵で消滅してるか、たまたま有翅虫が飛来してこなかったためと思います。
窒素が多いとアブラムシが増殖しやすい、と言うことは指摘されています。アブラムシが増えやすい理由は、基本的に、昆虫(幼虫)の生育・増殖には、タンパク質が体の重要な構成要素となります。そのためには、アミノ酸など窒素質の養分をとりこむことが必要となります。アブラムシでは吸汁液のうち、糖質を甘露として排出し、少量のアミノ酸を効率よく取り込んでいるようです。アブラムシは単為生殖ですから、この養分の利用効率は産子数に影響するでしょうし、子虫の生育速度にも影響するでしょう。

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