高イソフラボン含量ダイズ新品種「ゆきぴりか」の育成
黒崎英樹, 萩原誠司, 鈴木千賀, 田中義則, 山崎敬之, 大西志全, 白井滋久, 松川勲, 湯本節三, 角田征仁, 谷藤健
道総研農試集報.110,1-17 (2026)
「ゆきぴりか」は,北海道立十勝農業試験場において,高蛋白・ダイズシストセンチュウ(以下,センチュウ)抵抗性・多収の白目品種の育成を目標として,1993年に中生でセンチュウ・レース1,3抵抗性の白目多収系統である「十系793号」を母,中生でセンチュウ・レース3抵抗性の高蛋白白目系統である「十系817号」を父として人工交配した後代から育成された品種である。2006年に北海道の優良品種に認定され,「ゆきぴりか」と命名登録された。「ゆきぴりか」は,イソフラボン含量が「トヨコマチ」や「ユキホマレ」より1.2~1.5倍程度高い。成熟期はやや早で,低温抵抗性,低温着色抵抗性,センチュウ・レース3抵抗性を有し,豆腐,豆乳,味噌,煮豆および納豆加工適性は,「トヨコマチ」,「ユキホマレ」並である。「ゆきぴりか」を地域特産品種として普及することにより,道産大豆の差別化・高付加価値化に寄与することが期待される。
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