農業研究本部

ジャガイモ葉巻病の感染時期と伝播に対する浸透性殺虫剤の効果

玉田 哲男、高桑 亮、成田 武四

北海道立農試集報.23,80-89 (1971)

 ジャガイモ葉巻病の感染時期と本病伝播に対する浸透性有機燐殺虫剤の効果につい て検討した結果、本病の感染時期はアブラムシの寄生密度と密接な関係があり、感染最盛期はアブラムシの寄生が最も多い7月中旬ころであった。土壌施用薬剤は生育初期から中期にかけて本病の伝播を防止することができたが、後期感染は阻止できなか った。また、ウィルス回収試験、接種試験から、土壌施用したほ場でもウィルスの伝播が可能であることがわかった。


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