小豆新品種「寿小豆」の育成について
小山 八十八、野村 信史、森 義雄、旭川 清一
北海道立農試集報.25,81-91 (1972)
「寿小豆」は、1960年十勝農試において「能登小豆」を母、「早生大粒1号」を父 として交配し、その雑種集団F4種子を中央農試が譲りうけ、1965年以降選抜固定をは かり育成したもので、1971年3月北海道種苗審議会で奨励品種に決定された。 本品種の特徴は、早熟・良質・多収で耐湿性が比較的強く、本道において最も作付 けの多い「宝小豆」より品質収量がまさる。 本品種は冷害地帯を除き、全道一円に適するが、とくに道央地帯における基幹品種 として推奨できる。
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