農業研究本部

水稲の生育促進に関する研究
第1報 育苗法と出穂ならびに生育との関係

天野 高久、小川 勉、砂田 喜与志

北海道立農試集報.27,26-36 (1973)

 出穂促進の方法を育苗の面から明らかにしようとした。同一日に移植同一耕種法で 栽培した場合にはどの育苗様式でも、苗の葉齢が進んでいるほど出穂期が早かった。 したがって、出穂促進のためにはどの育苗様式でも、移植時までに葉齢をより進めておくことが必要であると考えられた。そのような苗による本田栽培法については、育 苗様式ごとに個別に考えてゆく必要があることを推察した。


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