農業研究本部

だいず新品種「コマムスメ」の育成について

番場 宏治、谷村 吉光、松川 勲、後木 利三、森 義雄、千葉 一美

北海道立農試集報.48,85-94 (1982)

 だいず「コマムスメ」は1968年北海道立中央農業試験場において白目、大粒、多収品種の育成を目的として白目、多収、中粒種の「オシマシロメ」を母とし白目、大粒系統の「十交3612」を父として人工交配を行い、以来選抜固定図ったものである。  1975年以降「中育9号」の地方番号を付して各種試験を行い、1982年6月農林水産省に新品種(だいず農林75号)として登録され、「コマムスメ」と命名された。  本品種は白目、大粒の多収品種である。栽培適地は北海道南部の渡鳥、桧山支庁管内およびこれらに準ずる地帯である。


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