農業研究本部

タマネギ新種子親系統「北見交25号」

田中 静幸、入谷 正樹、駒井 史訓、中野 雅章、宮浦 邦晃、志賀 義彦、森 尚久、田中 淳裕、佐藤 政雄、佐古 敬一、西村 直樹

北海道立農試集報.77,17-21 (1999)

 タマネギ種子親系統「北見交25号」は,業務加工用品種育成を目指した北見農業試験場とホクレン農業協同組合連合会との共同研究から育成されたFl雑種である。倒伏期,収量性および球品質等の実用形質は「蘭太郎」並である。「北見交25号」は雄性不稔性を有し,三系交配Fl品種の種子親として利用可能である。「北見交25号」を種子親としたF1品種では,既存品種に対して109%の収量性を示すなど,種子親としての優良な特性を認めたため,研究参考事項(1999年)として認定され,品種登録申請中である。


全文(PDF)