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北海道北部海域に生息するマガレイの群
北海道北部海域に分布するマガレイは、標識放流の結果や産卵親魚の分布、成長率の差などから「オホーツク海育ち群」・「日本海育ち群」・「網走湾」の3群に分かれると考えられています。
オホーツク海育ち群は苫前沖から利尻・礼文島周辺海域を主産卵場とし、日本海で生まれます。その卵や仔魚は海流に運ばれ、オホーツク海で着底し、ここで稚魚、幼魚、未成魚期を過ごします。そして、2~4歳になると日本海へ産卵回遊します。
日本海育ち群は、日本海で生まれ、日本海で一生を過ごす群です。この群はオホーツク育ち群に比べ成長が悪いことで知られています。
このほかにオホーツク海の網走湾を産卵場としている群がいますが、資源量は少ないと考えられています。
オホーツク海育ち群は苫前沖から利尻・礼文島周辺海域を主産卵場とし、日本海で生まれます。その卵や仔魚は海流に運ばれ、オホーツク海で着底し、ここで稚魚、幼魚、未成魚期を過ごします。そして、2~4歳になると日本海へ産卵回遊します。
日本海育ち群は、日本海で生まれ、日本海で一生を過ごす群です。この群はオホーツク育ち群に比べ成長が悪いことで知られています。
このほかにオホーツク海の網走湾を産卵場としている群がいますが、資源量は少ないと考えられています。
オホーツク海育ち群
産卵は、5~6月に道北日本海の水深15~70メートルで行われます。
生まれた卵・仔魚は海流にのってオホーツク海へ運ばれ、大きさが10~15ミリメートルになると海底に着底しますが、稚魚の多くは、雄武周辺の海域に着底することがわかっています。
オホーツク海で稚魚、幼魚、未成魚期を過ごした後、2~4歳になると再び日本海へ産卵のため回遊します。
生まれた卵・仔魚は海流にのってオホーツク海へ運ばれ、大きさが10~15ミリメートルになると海底に着底しますが、稚魚の多くは、雄武周辺の海域に着底することがわかっています。
オホーツク海で稚魚、幼魚、未成魚期を過ごした後、2~4歳になると再び日本海へ産卵のため回遊します。
日本海育ち群
日本海育ち群は、主に石狩湾から苫前沖までの海域を産卵場とし、日本海で生まれ、日本海で成長する群です。この群は、オホーツク海育ち群の比べ成長が悪いことで知られています。
水産試験場では、平成2年から留萌管内の小平町沖合でマガレイ幼稚魚の分布量調査を行っており、日本海育ち群の漁況予測技術の開発を進めています。
また、平成8年から留萌漁協青年部によって、留萌沖合海域で漁獲されたマガガレイの標識放流調査が行われています。
水産試験場では、平成2年から留萌管内の小平町沖合でマガレイ幼稚魚の分布量調査を行っており、日本海育ち群の漁況予測技術の開発を進めています。
また、平成8年から留萌漁協青年部によって、留萌沖合海域で漁獲されたマガガレイの標識放流調査が行われています。
お問い合わせ先
調査研究部 管理増殖グループ
- 住所:〒097-0001 稚内市末広4丁目5番15号
- 電話番号: 調査研究部(直通):0162-32-7166、7188
- ファックス番号:0162-32-7171