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函館水産試験場

噴火湾養殖ホタテガイ生産安定化モニタリング試験

平成15~23年度に採苗不良の対策のために良質母貝の育成管理技術の検討を行いました。 

採苗不良とは?

ホタテガイ漁業では天然の付着稚貝を採苗し、それを養殖・増殖に利用しています。

噴火湾では、浮遊幼生密度が少なく天然採苗ができない年が続いています。天然採苗がうまくできないことを採苗不良と言います。 

ホタテガイ母貝の卵巣卵質は?⇒異常卵率が高い年があることが分かりました。

    • 産卵期の卵巣(左殻をはずし、鰓・外套膜を除去)
    • 異常卵率
噴火湾の採苗不良はホタテガイの卵巣卵質の悪化が要因の一つであると考えられます。

ホタテガイの産卵母貝の卵巣卵質を改善し、良質母貝を各浜に確保することで浮遊幼生の発生規模を大きくすることが重要です。 
    • 採苗不良の要因(仮説)
耳吊りホタテガイ

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