場長室過去記事:20250730もういくつ寝ると公開デー
2025.7.30 もういくつ寝ると公開デー
公開デーの開催日がせまってまいりました。
8月最初の水曜日、8月6日 10~13時です。
概要は別ページにて紹介しておりますが、もう少し詳しい情報が確定できましたので、この「場長室」でもご案内させていただきます。
○見学会:普段は関係者以外立ち入り禁止としている試験場内をご案内します。
1)試験水田・畑のバスツアー(各22名×3回、受付での事前予約制)
①1回目10:15発、 ②2回目11:10発、 ③3回目12:00発
所要時間は約30分です。バスにご乗車いただき、水田と畑からなる試験圃場をぐるりとご案内します。バスの定員を上限として、先着順に整理券を配付しますので、受付でお申し出ください。
ガイドは当場イチオシの若手~中堅職員が担当します。 「補植(ほしょく)しています」 「珍しい虫に色めき立つ」研究員、 「暑いの平気」な研究員、さらに「場長室」未登場の蹴球選手兼研究員が、3回それぞれ分担して案内します。誰の案内になるかはご乗車してからのお楽しみとさせてください。


2)試験場施設の探検ツアー(各20名程度×2回)
①1回目10:30発、 ②2回目11:50発
徒歩で、作業室や温室などの施設をご案内します。上記バスではご案内しない場所です。所要時間は20分程度の予定ですが、ガイドのさじ加減とその場の盛り上がりで前後する場合があります。ガイドは私(場長)が担当します。

○展示もの
3)お米(北海道米)ってすごい!
北海道米の歴史と品種改良について、紙芝居のような形式で紹介する展示です。
4)農試の研究アラカルト
お米の品種だけではない、農試のいろんな研究成果を紹介する、パネル展示です。農業にもいろいろあるんだねえ、いろんなことやっているんだねぇ、と思っていただけたらうれしいです。
5)田んぼや畑で働く農業機械コーナー
試験場で保有している各種農業機械を、ご覧いただけるコーナーです。
実は、私どもとしては、これら3つの展示がいちばん来て見て知ってもらいたい内容です。もし、ご質問やご興味のわいた内容がありましたら、お近くのスタッフにお声かけいただけると、喜んで補足のご説明をさせていただきます。
○体験コーナー:当場スタッフのアイデアで、いくつかの簡単な体験コーナーを設けています。
6)精米体験
簡単な道具を使って“精米”を自力で行う体験コーナーです。ご自身で“精米”したお米はお持ち帰りいただけます。
田んぼでお米がとれてからごはんとして口に入るまでを思い浮かべながら、と書いてみましたが、実際はひたすら無心での作業となるでしょう。無心での作業、けっこう楽しいものです。
農家から出荷されるお米は通常「玄米」で流通・保管されます。玄米は、そのままでは硬く独特のニオイがあるため、表面の“糠(ぬか)”を削って“精米”した「白米」に加工されて店頭で販売されています。精米は、機械が開発され得る以前には、臼(うす)と杵(きね)で搗(つ)いて行われていました。
7)小麦粉粘土であそぼう
一般的な粘土はいわゆる「土」(鉱物)ですが、小麦粉も水などを加えてこねると粘土のようなほどよい弾力と柔らかさになります。これは小麦粉に含まれ得るでんぷんなどの成分がうまいこと作用するのだろうと思いますが、そんな難しいことは考えなくてよいです。楽しんでいただければ、それだけでうれしいです。 ※小麦粉アレルギーをお持ちの方はお控えください。
8)苗あてクイズ
例えば、にんじんの葉っぱってどんな形かご存じでしょうか? あれかなこれかなと予想しながら楽しんでいただけると幸いです。家庭菜園のご経験がある方は培ったご経験をこのクイズで存分にお示しください。全問正解できたらかなりすごいです。ご参加いただいた方には麦のドライフラワーを差し上げます。
あまり写真を載せると事前に予想できてしまうかもしれませんが、こんな感じで準備しています。


9)木育ひろば 「ウッドマグネット作り」(林産試験場)
おなじ道総研のいち機関、林産試験場(旭川市)による、木材を使った簡単な工作体験コーナーです。つくったウッドマグネットは、もちろんお持ち帰りいただけます。 木の香りって、良いですよね。 どうぞ、お気軽にご参加ください。
10)輪投げで景品をもらおう(水土里ネット大雪(大雪土地改良区))
景品がもらえる簡単なゲーム(輪投げ)をご用意いただいてます!
おいしいお米ができるのは、各地にくまなく用水を送り届けている美土里ネット(土地改良区)のおかげでもあります。
○相談コーナー
11)何でも農園相談
家庭菜園の悩みや疑問にお答えします。相談員には、野菜、病気、害虫、土、それぞれの専門家(研究員、普及職員)をご用意しております。 “チコちゃん”に教えた研究員をはじめ、みなちょっと緊張しながらも張り切ってお待ちしています。土は、100g程度(園芸シャベルに1かきくらい)、病害虫は症状の出ている部分をお持ちくださるとお答えしやすいです。
(※家庭菜園のご相談に限ります。農業が本業の方は最寄りの農業改良普及センターへお問い合わせください)
○その他
12)クイズラリー
場内4カ所にしかけられたクイズを見つけて答えて、景品(お米2合)をお持ち帰りください。
察しの良い方はお気づきでしょう。そうです、会場をくまなく回ってもらうためのたくらみです。まんまとノっていただけると、つぶらな瞳の研究部長が喜びます!
13)ドン菓子の試食
できあがる際に「ドン!」という大きな音が響くので「ドン」菓子と呼んでいます。ポン菓子という呼び方のほうが一般的でしょうか、お米などの穀物を原料とした素朴なお菓子です。会場内に大きな音が響くと、できあがりの合図です。少量ずつで恐縮ですが、無料でお配りします。

14)近隣町・JA等による特産品販売
今年も特産品の販売をいただけることとなりました。ありがとうございます!
・比布町&JAぴっぷ町:地酒やイチゴアイスなど特産品、新鮮野菜
・当麻町&JA当麻町:当麻自慢のお米やお米グッズなど特産品、新鮮野菜
・愛別町:きのこやビーツなど特産品
・上川町:クマザサを使った特産品
・(株)アグリターン(美瑛町):トマトカレーの試食と販売
天気予報が少々心配ですが、どうか晴れて、そして気温も少し穏やかになることを願っています。
開催時間は半日だけと短めで恐縮ですが、もしご都合がよろしければどうぞお越しください。

※2025.8.6追記 たくさんのご来場、誠にありがとうございました!