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林産試験場

成果品ギャラリー(2009)

林産試験場で開発した成果品を紹介しています
写真をクリックすると関連記事を見ることができます(2011/5/30更新)


 

道産ヤチダモ材を用いたJR旭川新駅舎
道産ヤチダモ材を用いた
JR旭川新駅舎

道産準不燃ヤチダモ材
防火上の制限が適用される部分に使用する内装材に必要な準不燃性能を,ヤチダモ材に付与する製造条件を確立しました。この成果を基にした製品は,JR旭川新駅舎の内装に使われています。

接着剤を吹き付けるロボット
接着剤を吹き付けるロボット

ロボットを活用した合板の節抜け防止装置
カラマツ,トドマツ等の針葉樹合板を製造する際,単板製造工程で節が抜け落ちることが多いため,節脱落を防止するための接着剤を開発するとともに,ベルトコンベヤで単板を送りながらカメラで節を認識し,産業用ロボットで接着剤を吹き付ける実大規模の自動処理装置を開発しました。

林産試験場構内に設置されたビスタガード
林産試構内に設置されたビスタガード

北海道型木製ガードレール
<ビスタガード>の実用化

道路景観にマッチし,耐雪性にも優れた自動車用防護柵B種(一般公道用)を実用化しました。自然公園内や景勝地など景観を重視する場所,地域のシンボル的な道路に最適な製品です。

マーブレ219
マーブレ219
針葉樹の利用に適したブナシメジの新品種マーブレ219
安価で入手しやすいカラマツおが粉を利用して栽培できるブナシメジの新品種です。従来の品種より栽培期間が短く高収量なので低コストで生産できます。このほか,傘が良くそろって見栄えがする,食感が良くおいしいといった特徴を持つ高品質な菌株です。新品種として登録(品種登録第20595号)されました。ブナシメジの実生産に活用され,製品は道内外の小売店で販売されています。
表面凸凹付床
表面凹凸付床

木材圧縮技術による浮造り調内装材
圧縮木材は,木材を厚さ方向に圧縮・変形させて密度を上げます。圧縮時に適度な弾性を有するものを木材に押しつけると,針葉樹材であれば早材部分はへこみ,晩材部分は残り,木目の浮き出た表面にできます。長年使い込んだ床のような風格や足裏に程良い刺激が伝わり平面よりも乾燥した感触を得ることができます。また歩行方向と直交して用いると滑り止めの効果も期待できます。[特許出願中]

いろいろな継手・仕口の形状
いろいろな継手・仕口の形状

伝統的木造住宅の接合部強度データベース
伝統的木造住宅で用いられる接合部(継手・仕口)の試験評価方法を検討するとともに強度試験を実施しました。結果は(財)日本住宅・木材技術センターで標準試験方法および構造計算用の許容耐力としてデータベースで一般に公開されています。URLはhttps://www.howtec.or.jp/ (木造住宅耐力要素データベース)

きのこを反応液に浸してGABAを生成
きのこを反応液に浸してGABAを生成
きのこによるγ‐アミノ酪酸(GABA)生産
エノキタケやシイタケを原料として,血圧抑制および精神安定作用を持つ健康機能成分GABA(ギャバ)を原料の50倍以上に増やすプロセスを開発しました(特許出願2件)。健康志向の加工食品用途の食品素材として活用可能です。素材としては,ペースト,エキス,きのこのまんまとバリエーションがあります。
液体培養の様子
液体培養の様子
担子菌の液体培養によるセラミド生産技術
皮膚の保湿作用を有することから付加価値の高い化粧品素材として注目されているセラミドの高純度品を得るために,担子菌の液体培養による生産技術を検討しました。その結果,液体培養条件で増殖速度が速く,効率的にセラミドを生産できる菌種を選抜できました。

2008の成果品

2007の成果品

2006の成果品

2004~2005の成果品

2003の成果品

2002の成果品

2001の成果品

1998の成果品

1997以前の成果品