2-6 バイオマス燃料の品質
2-6 バイオマス燃料の品質
木質バイオマスの品質について調査を行うとともに,品質規格の紹介,太陽熱を利用した品質向上,トレファクション(半炭化)処理などの研究を行いました。
質問(Question) |
答え(Answer) |
関連文献 |
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木質バイオマスの品質規格について教えてください。 |
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国際規格(ISO)の他に、国内では日本木質ペレット協会や日本バイオマスエネルギー協会が使用原料・形状・水分・灰分などについての品質規格を提示しています。 |
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水分の計算方法について教えてください。 |
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効率的に燃焼させるために、燃料の水分をどの程度に抑えるかが重要です。バイオマス燃料の規格では、木材産業で使われる含水率(乾いた木材を分母とした%)ではなく水分(湿った木材に分母とした%)が用いられます。 |
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木材の発熱量について教えてください。 |
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水分を含まない木材の発熱量は約20MJ(4790kcal)/kgです。これは重油の半分程度しかありません。木質バイオマスエネルギーを導入するうえでは、それを考慮して必要な燃料量を検討する必要があります。 |
以下に林産試験場等の刊行物に掲載された文献を紹介します。
(1) |
「木質ペレット品質規格原案」について |
(2) |
各地域の木材チップの燃料としての品質調査 |
(3) |
燃料用木材チップの水分測定法 |
(4) |
長期間放置された木質バイオマスの燃料品質 |
(5) |
燃料用木質チップの品質規格について |
(6) |
林地に放置された丸太の燃料品質を調べました |
(7) |
林地残材を乾かす |
(8) |
燃料用木質チップの水分調整の必要性 |
(9) |
木質バイオマス燃料を乾燥する |
(10) |
木質バイオマス燃料の品質を向上させる |
(11) |
北海道産木質チップ燃料のトレファクション |