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北見農業試験場

組織

組織図

北見農業試験場組織図

職員数:42名、うち研究職:30名(令和4年4月現在)。
所属する研究職員の情報は、国立研究開発法人科学技術振興機構の運営する「researchmap(researchmap登録の道総研職員一覧)」で検索ください。

麦類畑作グループ

麦類育種

北海道に適する高品質安定多収な秋まき及び春まき小麦の新品種を育成しています。赤かび病、雪腐病、縞萎縮病などの病害や穂発芽などの障害に強く、うどん、パン、中華めんに向く品種の開発に取り組んでいます。また、ビール醸造用の二条大麦有望系統について、網走地域における適応性検定を行っています。

畑作

てん菜及び大豆、小豆、菜豆について、網走地域に適する品種系統の選定や品種育成のための特性検定を行っています。たまねぎについて、多収で耐病性に優れ、加熱調理等に適する加工・業務用品種の開発と低コスト栽培法に関する試験を行っています。

管理

圃場作業計画、試験圃場や緑肥圃場の栽培管理、農作業機の整備を行っています。

馬鈴しょ牧草グループ

馬鈴しょ

北海道、特に道東・道北に適する高品質安定多収な馬鈴しょ新品種を育成しています。ジャガイモシストセンチュウ抵抗性があり、そうか病、疫病などの耐病性をもつでん粉原料、油加工およびコロッケ、サラダなどの業務加工に適する品種を目標にしています。

牧草

北海道向けの安定多収なチモシー新品種を育成しています。収量性や耐病性、耐倒伏性の向上といった基本的な育種目標に加え、近年は社会情勢や畜産を取り巻く状況の変化を見据えた育種に取り組んでいます。また、牧草とサイレージ用とうもろこしについて、他機関で育成された有望系統や海外導入品種のオホーツク地域での適応性を検定する試験を行っています。

生産技術グループ

栽培環境

オホーツク地域の主要な畑作物、野菜、飼料作物を対象に、環境への影響に配慮しながら高品質な農産物を持続的に生産するための土壌および施肥管理技術の開発を行っています。また、新しい肥料・土壌改良材の実用化、基盤整備のための土壌調査にも取り組んでいます。

病虫

網走地域で栽培されている主要な畑作物や野菜に被害を及ぼす重要病害虫について発生生態を調べ、被害を予測し、防止・低減する防除技術の開発を行っています。また、病害虫の発生予察調査、突発及び新発生病害虫診断、新農薬の実用化試験などの病害虫対策の基本となる試験を行っています。

地域支援

新技術の導入や既存技術の実証・応用等によって技術を総合化・体系化し、地域に密着しながら地域の課題を解決することを目的に、他のグループとともにチームを編成し、技術体系化試験を実施しています。また、技術普及室とともに、オホーツク総合振興局、網走農業改良普及センターと連携して、地域農業技術支援会議の活動などにより、現場密着型の課題解決に当たっています。

技術普及室

研究部とともに技術体系化チームを構成し、地域課題の解決や新技術の普及促進のための体系化試験など、地域農業の振興を支援する現地実証試験を実施しています。また、総合振興局、農業改良普及センターなどと連携した地域農業支援会議での活動により、関係機関・市町村からの地域課題を集約し、解決に向けて取り組んでいます。さらに、普及センターへの技術支援を行うとともに、関係機関と連携して、生産現場への技術普及活動を行っています。