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栽培水産試験場

ハタハタ(産卵形態)

ハタハタ

日高系ハタハタの産卵生態

日高系ハタハタの主要産卵場である、えりも町本町で、産卵状況を把握するために調査を行っています。その結果、以下の点が明らかになりました。 
    • ブリコが産みつけられたウガノモク

      (平成17年12月)

ハタハタの卵塊(ブリコ)は、おもにウガノモクという海藻に産みつけられます。ハタハタは比較的大きなウガノモクを選んで産卵するようです。

また、一本のウガノモクに、多数の卵塊が互いに接着して産み付けられた状態がしばしば観察されます。産卵量は、ハタハタ親魚の来遊量に応じて、多い年、少ない年があります。

これらの知見は、種苗放流事業や藻場造成事業等の効果向上に役立つことが期待されます。 
    • ハタハタ卵塊のある・なし別の、ウガノモクの長さと重量の関係の図
      (図)ハタハタ卵塊のある・なし別の、ウガノモクの長さと重量の関係

      (平成17年12月)(100グラム以下のウガノモクに限る)

    • 平成13年~平成17年(平成15年を除く)の、ハタハタ親魚来遊量の図
      (図)平成13年~平成17年(平成15年を除く)の、ハタハタ親魚来遊量

      (コホート解析)と、産卵状況調査による推定卵塊数(1才魚に限る)

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